今日から実践!パスワードの設定方法《マイナンバー対応事項》Part.3

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


メールによるデータの送付方法

これまでにパスワードの設定方法をお伝えしてきましたが、パスワードの設定以外にも気を付けていただきたいことがあります。
※前回【今日から実践!パスワードの設定方法《マイナンバー対応事項》Part.2】

それはデータの送付方法です。

皆さんは「パスワードを記入したメール」に、「パスワードを設定をしたファイル」を直接添付していませんか?
これではせっかくパスワードを設定した意味が薄れてしまいます。

メールの送り先を必ず確認していても、宛先を間違えたり、送るデータを間違えてしまうなどのヒューマンエラーは誰もが起こす可能性があります。
このようなヒューマンエラーが起きてしまったときに、被害を最小限に抑えられるよう工夫をしておきましょう。

まず、前提として、パスワードの設定したデータファイルはパスワードが書かれているメールには添付しないでください。
仮に送り先を間違えた場合、届いたデータは本文のパスワードから解除ができてしまうので大変危険です。

必ずデータファイルとパスワードは別々のメールで送って下さい。
つまり、メールを2通送ることになります。

もしくは、データはメールで送信し、パスワードは電話で伝えるという手段もありますが、英数字を口頭で伝えるのはなかなか大変かもしれません。

メール送信のデメリット

メールにデータを添付する送付方法も良いですが、どうしても添付するファイルサイズが大きいとメール自体を送信できなかったり、受信者側がデータを受信できなかったりと、データの送信・受信の時点での問題もあります。

ファイルサイズの目安でいうと、4MB(4000KB)以下であれば、おおむね送信・受信が可能といわれています。
メールを管理しているサーバーによって一度に受信できるデータ量が
違うので、4MBに抑えても送信できないという場合は起きる可能性があります。

そこで簡易なデータ送付の方法としてデータ転送サービスをご紹介いたします。

データ転送サービスの利用

データ転送サービスとは簡単に申しますと、インターネット上にデータを送り、インターネット上からデータをダウンロードできるようになることで、データの送受信が可能になるというものです。

例えば下記の様なサービス会社があります。ご参照ください。

【データ便】

https://www.datadeliver.net/


各会社のサービス比較は致しませんが、データ転送サービスの大まかな流れは、下記のようになるかと思います。

1.A氏が10MBのデータを上記サービスを利用してインターネット上に送ったとします。
すると、サービス会社からデータをダウンロードできるURLが送られてきます。

2.サービス会社から送られてきたURLをB氏にメールで送ることで、B氏はデータがダウンロードできるホームページに接続し、データを入手することができます。

この1,2の流れの中で、各々のサービス会社によって違いがあります。
ダウンロードするときにパスワードが必要な設定にしたり、B氏からのダウンロードの要請を受けてから、A氏がダウンロードの許可を出し、パスワードを伝えることで、ダウンロードが可能になったり、ダウンロードの回数を限定したりと、様々な方法が選択できます。

また、インターネット上に送ったデータを送信者と受信者どちらからも削除できる様なサービスを提供しているところもあります。

基本利用は無料ですので、大容量のデータを送る際にはデータ転送サービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか?

この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。

メール通信№450


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