今年も最大1,000万円!ものづくり補助金の事前予告!

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


2018年12月28日中小企業庁より

2018年(平成30年)12月28日に、2018年度(平成30年度)補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業補助金(ものづくり補助金)」の事前予告が行われました。

参考:中小企業庁
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2018/181228mono.htm

補助対象事業と補助対象者

まずは、補助対象となる事業、および補助対象者についてです。

1.補助対象事業

足腰の強い経済を構築するため、日本経済の屋台骨である中小企業・小規模事業者が取り組む生産性向上に資する革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等の経費の一部を補助する。

2.補助対象者

認定支援機関の全面バックアップを得た事業を行う中小企業・小規模事業者であり、以下の要件のいずれかを満たす者。

・「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」で示された方法で行う革新的なサービスの創出・サービス提供プロセスの改善であり、3~5年で、「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成できる計画であること。

・「中小ものづくり高度化法」に基づく特定ものづくり基盤技術を活用した革新的な試作品開発・生産プロセスの改善を行い、3~5年で、「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%の向上を達成できる計画であること。

補助金1,000万円、補助率1/2or2/3

次に、補助金額および補助率についてです。

3.事業概要

(1)一般型(※1)(※2)
機械装置費、技術導入費、運搬費、専門家経費、クラウド利用費
⇒ 100万円~1,000万円(補助率1/2)

(2)小規模型(※1)(※2)
機械装置費、原材料費、技術導入費、外注加工費、委託費、知的財産権等関連
経費、運搬費、専門家経費、クラウド利用費
⇒ 100万円~500万円(補助率1/2、小規模事業者2/3)

※1 本事業遂行のために必要な専門家を活用する場合 補助上限額30万円アップ
※2 以下のいずれかの場合には補助率 2/3

・生産性向上特別措置法(平成30年法律第25号)に基づき、固定資産税ゼロの特例を措置した地方自治体において補助事業を実施する事業者が、平成30年12月21日の閣議決定後に先端設備等導入計画を新たに申請し認定を取得した場合

・3~5年で、「付加価値額」年率3%及び「経常利益」年率1%に加え、「従業員一人当たり付加価値額」(=「労働生産性」)年率3%を向上する中小企業等経営強化法に基づく経営革新計画を、平成30年12月21日の閣議決定後に新たに申請し承認を受けた場合

(上記の法律に基づく計画は、応募段階には計画申請中等で認める予定)

公募開始は2月初旬か2月中旬

4.補助予定件数

約1万件(参考:平成29年度補正革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金公募、申請数23,630件、採択数11,989件、採択率約50.7%)

5.募集方法と申請受付期間

現在、まだ受付の事務局の募集が行われている段階であり、ものづくり補助金の公募要領は出ていませんので、実際の公募開始の時期はわかりません。

また、事前予告によると、「平成30年度補正予算の成立後、速やかに実施する予定です。上記公募の際には、約2か月の公募期間を設けるほか、早期に公募を締め切って審査し、採択発表を速やかに(可能ならば年度内に)行うことを検討中です。また、夏以降に2次公募を行うことも予定しています。」との記述があります。

つまり、スケジュールを予想しますと以下のように考えられます。
公募開始…2018年2月初旬か2月中旬
申請期限…2018年2月~4月
採択発表…2018年3月~6月
交付決定…2018年4月~7月
投資可能時期…2018年5月以後

あくまで予想ですが、今回は1次公募の中で1次締切と2次締切(平成24年度や平成25年度と同様のパターン)とに分かれる可能性があります。

ものづくり補助金の採択に向けて、今出来ること!

ものづくり補助金は、約1,000万円の補助金となり高額で対象企業も1万社予想ですが、採択されるためには、事前準備が欠かせません。

例えば、下記の経営力向上計画や先端設備等導入計画の取得は、過去において加点要素となっていましたので、今回でも加点となる可能性があります。

ものづくり補助金の無料事前相談などはこちらからお願いします。
https://www.money-c.com/subsidy/monodukuriH30hosei.html

経営力向上計画」はこちら。
https://www.money-c.com/top/keieiryoku2018.6.9.pdf

「先端設備等導入計画」はこちら。
https://www.money-c.com/top/sentan.pdf

※弊社のホームページでは、補助金・助成金の最新情報を掲載しております。
「マネーコンシェルジュ税理士法人 補助金」で検索!
https://www.money-c.com/subsidy/

この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。

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