IT導入補助金の申請に必要な「経営診断ツール」はご存知ですか?
(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。
平成30年9月12日より平成29年度補正「サービス等生産性向上IT導入補助金」の三次公募が始まった。今回、IT導入補助金の申請に必要な「経営診断ツール」を紹介する。これからIT導入補助金の申請をされる方はもちろん、申請をされない方にも、中小企業の経営者・経理担当者ならぜひご活用頂きたいので紹介しておきたい。
もくじ
経営診断ツールとは?
「経営診断ツール」とは、経済産業省が策定した、企業の経営状態の把握を行なう「ローカルベンチマーク(通称:ロカベン)」をもとに考えられたツール(道具)である。IT導入補助金で導入すべきITツールを選択するために、まずは自社の経営状態を把握することが大切だ。
「経営診断ツール」は、IT導入補助金のサイトにアクセスし、従業員数や業種などの基本情報と最新決算期を含めた2期分の決算に関する情報、5つの視点の質問に答えるだけで、事業計画を策定するように自社の課題を把握することができる。所要時間は15分から30分程度である。サイトでの入力が終わると、無料で診断結果がPDFデータにて出力することが可能だ。
また、より客観的な観点から診断を行うためには、中小企業支援機関等に所属する者の支援を受けることも有効である。
なお、IT導入補助金を申請するためには、「経営診断ツール」の結果が必要となる。必ず、申請前に行うことが求められる。
経営診断結果の内容と活用
診断結果はレポート形式で整理・分析されていて、2シート構成になっている。
1シート目では財務分析の結果が確認できる。業種ごとに中小企業庁が定めた基準値を元にした相対的な点数評価やレーダーチャートの形で出力される。前期、前々期の2期分の結果を比較できるので、各財務指標の推移を把握することが可能だ。
2シート目では事業計画関連情報の入力内容の整理と、その総括として現状認識や課題、対応策の案などが出力される。
「経営診断ツール」を利用することで、自社の経営状況や課題、将来目標、改善点の見える化がされるので、自社の生産性の向上のために活用してみてはいかがだろうか。
【参考】IT導入補助金「経営診断ツール」
https://www.it-hojo.jp/applicant/checktool.html
税務ニュース№511
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