事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用枠)、実は補助金のなかでは 採択率が高い!?
(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。
もくじ
2023年は4回実施、約60%の採択率
M&Aを実施予定で、M&A専門業者にサポートを依頼予定の方にとって、是非とも活用したい、【事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用枠)】。
実は、昨年2023年の1年間の採択率が平均して約60%と、他の補助金よりも採択率が高くなっております。
<2023年実施の事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用枠)採択結果>
4次締切:申請数 518件/採択数 290件/採択率 56.0%
5次締切:申請数 453件/採択数 275件/採択率 60.7%
6次締切:申請数 468件/採択数 282件/採択率 60.3%
7次締切:申請数 498件/採択数 299件/採択率 60.0%
<参考 ※総計より算出>
・ものづくり補助金(13~16次締切) 採択率 約48~58%
◇ものづくり補助金総合サイト 採択結果より https://portal.monodukuri-hojo.jp/saitaku.html
・事業再構築補助金(第9~11回公募) 採択率 約26~51%
◇事業再構築補助金 採択結果より https://jigyou-saikouchiku.go.jp/result.html
公募要領の概要
事業承継・引継ぎ補助金とは、事業承継やM&Aを契機とした経営革新等への挑戦や、M&Aによる経営資源の引継ぎ、廃業・再チャレンジを行おうとする中小企業者等を後押しする支援策で、【経営革新枠】【専門家活用枠】【廃業・再チャレンジ枠】に分類されています。
なかでも、【専門家活用枠】はM&Aによる経営資源の引継ぎを支援するため、M&Aに係る専門家等の活用費用を補助してくれるもので、これからM&Aをお考えの方にお勧めしたい支援策です。
【専門家活用枠】
・補助上限額:600万円以内
・補助率:買い手支援類型 2/3
売い手支援類型 2/3(赤字等の要件満たす場合)又は、1/2
4月1日から9次公募の申請がスタートしています。
申請受付期間 :2024年4月1日(月)~2024年4月30日(火)17:00まで
交付決定日 :6月上旬(予定)
事業実施期間 :交付決定日~2024年11月22日(金)
◇事業承継・引継ぎ補助金HPサイト https://jsh.go.jp/r5h/
注意点
メリットの大きい補助金ですが、重要な注意点がいくつもあります。
・相見積もりの取得が必要。
・一部の費用では、M&A支援機関登録制度に登録している専門家費用でなければ対象経費とはならない。
上記のようによく知られている注意点以外にも
・専門家との契約タイミングや、M&A進行途中で発生する契約タイミングなどによって、対象となる費用と、対象とならない費用がでてくる。
・補助事業期間内に経営資源の引継ぎが実現しなかった場合(補助対象事業において、クロージングしなかった場合)、補助上限額が300万円以内に変更となる。
など、さまざまな注意点があります。
また、専門用語なども出てくるため、公募要領を読み解くのが難しかったり、不安を感じる方もいらっしゃることと存じます。
4/10無料セミナー活用で申請を乗り切ろう!!
上記概要以上に、もし詳しく知りたいとお考えの方がいらっしゃいましたら、下記日程で無料セミナーを開催致しますので、是非ご活用下さいませ。
◇事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用枠)申請お助け情報セミナー
4月10日(水)18時~
申込はこちら → https://forms.gle/kRqkLx37mq5iMjfY7
この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。
メール通信№893
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