精神を病んでいる従業員や取引先とうまくやる方法

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


精神を病んでいる方は本当に多い

ウツやソウだけではなく、落ち着いて考えられない方や大不注意な方(ADHDかも)、空気が読めない方・共感性が極端に低い方やこだわりが強過ぎる方(ASDやアスペルガー症候群かも)、周りにたくさんいませんか。

普段はそうでもないけれど、月に1度、週に1度、ケースによってはある特定の季節になると、なんていう方もいます。

一方、経営者の中にも、落ち着きの全くない方、極端にコミュニケーションに難有りという方、独特のこだわりが度を過ぎている方がおられます。

特に創業社長の場合はそうですが、そもそも論理的に考えればどうなるか全くわからない事業に借金をして投資をしたり、どこの誰かもわからない方を雇って給料を払ったり、理性だけで考えれば、特に成熟期の平和な今の日本では、[会社を創る]というのは非合理極まりない行動です、矛盾だらけの選択です。

経営者の皆様は今は立派でも、この時点では、もしかしたら頭がおかしくなったとか、周囲から思われていたかもしれません。

私自身も正常人間ですかと言われて、過去の行動や選択を振り返ると怪しいと言わざるを得ないでしょう。

そもそも正常ってどのレンジが正常なのか、そのレンジは時代で変わらないのか、正常のレンジそもそもが扱う人によって変わらないのかなど、何とも曖昧な時代になっているのではないかとも思います。

そう考えると、(重い場合は別ですが)、病院に行って何らかの精神病の診断を受けて病名を知るということにそれほどの意味がないのかもしれません。

※医学については全くの門外漢です。ADHDやASDなど発達障害においては、薬の治療が絶対に必要なケースも多いと聞いています。今回の内容は、比較的軽度の方をイメージしていますので、ご了承ください。

精神を病んでいる従業員や取引先とうまくやる方法

経営者は、基本的にどんな状況でも会社を経営していかなければなりません。

では、こういった精神を病んでいる方が従業員や取引先におられた場合に、どのようにうまくやっていくといいのでしょうか。

こういった時の解決方法の方向性は、主に2つあるのではないかと思います。

1.排除する
2.解決・妥協点を図る

1の場合は、例えば、従業員や取引先にそういった方がいれば、辞めてもらう・取引をしないとなります。

3年B組金八先生の加藤まさる風に言えば、「腐ったミカンの方程式」です(よくわからない方はググってください)。

これは精神に何らかの違和感をもっている方の数が多くなっている昨今では、選択できない選択肢となっています(排除していると誰もいなくなってしまいます)。

もちろん道義的にもどうかと思いますし、そもそも問題は逃げると追いかけてきますから、やめておいた方がいいでしょう。

正面から向き合うべきです。

経営者が今やれることは?

では、2の場合に今経営者がやれることは何なのか。

それは、下記の本を読むことです。

〔発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術〕発達障害不動産系サラリーマン:借金玉

https://www.amazon.co.jp/dp/4046020768/


冒頭のADHDやASDを含む発達障害全般について、おおまかに理解する
ことができます。

不注意の度が過ぎるあいつはこういった状態だったのかや、逆にこういった対策を施せばあいつのパフォーマンスもっと上げられるのではないのかなどと気づくこともあるでしょう。

何より、相手の状態や気持ち、心理がおぼろげながらわかる部分があると思いますので、それだけでも収穫です。

発達障害含めた精神関係は千差万別なので、この本に書かれていることはその一部にしか過ぎないのですが、こういった分野に今まで関わったことがない経営者の方は、この本をまずはお読みになることをお勧めします。

経営者とは時に対極にいるので、最初どうしても理解しづらいことが多いのではないかと思いますが、今度益々こういった方々は増えていくことが予想されます。

中小企業経営者が上手に経営していくためには必須の知識ではないかと思い、このメール通信に書くことにしました(私もすべてわかって書いているわけではないので、その辺りは悪しからず)。

この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。

メール通信№605


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