アイデアは移動距離に比例し、荷物に反比例する
(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。
もくじ
新しい発想や現状を打開するアイデア
コロナ禍や震災等というブラックスワンが常態化した先進国で、
・既存ビジネスをブレークスルーするような新商品を産み出す必要がある
・現状を打開するような新しいアイデアが欲しい
・下降硬直したマンネリ化の会社や仕事を変える為の新発想はないか
と考える経営者の方は多いのではないでしょうか。
ブレインストーミングやマインドマップもテクニックとしてはいいと思いますが、そもそも人間本来もっている感性を活性化させれば、多くの気付きを得、内から湧いてくるのが、新発想やアイデアではないかと思います。
というか皆さんも、中国の三上(サンジョウ)のように、リラックスしてお風呂に入っている時とか、トイレやベットで、アイデアが次々と降ってくる経験はおありでしょう。
アイデアは移動距離に比例する
そこでお勧めなのが、フランスの哲学者ジャックデリダさん等が言われる「アイデアは移動距離に比例する」という考えです。
起業家に移民が多いことや、移動の多い経営者の方にアイデアマンが多いのは事実です。
なぜ、移動距離の長い人ほど、トラブルを回避するアイデアが急に沸いて出たり、クリエイティブ発想が起こりやすいのでしょうか。
・場所を変えると情報の質が変わり、多くの気付きを得るから
・移動中などにアイデアを寝かせる時間があるから
出張や旅の場合は、世俗にまみれた日常から離れることになり、必然的に短期だけでなく長期視点も見れるようになり、更にリラックス出来る環境にあると、人間が本来持っている感性が活性化するのでしょう。
結果的に、移動距離の長い人ほど、新発想や新アイデアが沸いてくる可能性が格段に上がります、というかそれが本来の人間なのかもしれません。
荷物には反比例する
出張や旅で重い荷物を抱えていると、それだけで保守的になり、うつむきがちになり、考えも後ろ向きになりますよね。
逆に、軽い荷物で両手が空いていて、服装も身軽であると、何かウキウキすることも多いでしょうし、胸が張って前や先を見るようになり、何か嫌な事があってもそれほど気にならず簡単に跳ねのけられそうにも思えて、考えも前向きになることでしょう。
肉体と精神や、理性と感性などは全て繋がっていますので、出来るだけ「軽い荷物」というのもお勧めします。
まとめると、「アイデアは移動距離に比例し、荷物に反比例する」。
世の中が急変したり、不条理が常に隣にあるような時代ですが、そんな時こそ、「困難な問題をクリアー」するためにも、経営者は「荷物軽めで積極的に外に出て行かれる」ことをお勧めします。
Ps.上着ってそれだけで荷物のように感じて、上着をやめて厚手のセーターを着るだけでも、町を歩いていると、何か新しいアイデアが降ってくるような湧いてくるような気がしました、というかそうなりました(笑)。
この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。
メール通信№887
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