土地の値段の調べ方
(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。
もくじ
不動産取引情報提供サイトのリニューアル
国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営するレインズは、平成19年4月より実際の不動産売買価格をHP上にて公開しています。
もちろんすべて無料でご利用いただけます。
【ご参考:REINS|不動産取引情報提供サイト】
http://www.contract.reins.or.jp/
この度、この不動産取引情報提供サイトが、より詳細な情報の検索が可能となる下記のリニューアルを行いました。
・戸建の検索条件及び詳細情報に最寄り駅、用途地域、成約時期を追加(マンションは既に追加済み)
・戸建について、取引情報一覧を追加(マンションは既に追加済み)
・マンションの検索条件、詳細情報及び取引情報一覧に専有面積を追加
・検索対象となる都道府県を追加(平成24年6月7日現在、戸建29、マンション25都道府県)
他にもある「土地の値段の調べ方」
この不動産取引情報提供サイトでは、プライバシー保護の観点から、個別の不動産取引が特定できないように丁目単位の所在地情報の提供は行わない等の配慮が行われていますが、実際の成約価格が公表されているため、有用です。
他にも、土地の値段の調べ方(あくまで目安ですが・・・)には、下記があります。
1.【国土交通省|土地総合情報システム】
http://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet
土地総合情報システムは、平成18年4月より開始された無料のサービスですが、取引価格情報は、国土交通省が不動産の取引当事者を対象に実施したアンケート調査の結果などをもとに、物件が容易に特定できないように加工した上で四半期ごとに公表するものとなっています。
先ほどと同様、プライバシー保護の観点から、個別の不動産取引が特定できないように一定の配慮がなされています。
2.【一般財団法人資産評価システム研究センター|全国地価マップ】
http://www.chikamap.jp/
全国地価マップでは、地価公示価格、都道府県地価調査価格、相続税路線価、固定資産税路線価の4つが、一度に見れるようになっています(無料)。
地価公示価格や都道府県地価調査価格は、概ねその土地の価格を表しているといえますが、相続税路線価は地価の約8割、固定資産税路線価は地価の約7割となっていますので、ご注意ください。
また、今回ご紹介したすべてのサイトに言えることですが、不動産の取引価格というのは、面積や形状、前面道路の状況などの個別の要因によって変化することはもちろん、同一の不動産であっても、取引の行われた事情などによっても、価格が異なることがありますので、その点ご留意してご覧ください。
土地の購入や売却等をお考えのときには、これらのサイトを見比べることによって、不動産業者に尋ねる前にある程度の目安を図れるケースもありますので、ご活用ください。
この話が経営者の皆様のお役に立つことができれば幸いです。
メール通信№288
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