税務調査の季節です

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


税務調査の季節です

毎年のことですが、大体7月から12月ぐらいまでというのが、税務調査が最も多い時期となります。

これは、国税庁側の人事異動や繁忙期などが影響していることによると思われます。

経営者の皆さんの周りでも(もしくはご自身でも?)、「税務署から電話があって、来週来るらしいわ。。。」 とか、「朝会社行ったらいきなり税務署員がいてびっくりしたわ。。。」とか、聞かれているのではないでしょうか。

特に10月、11月というのは多いような気がします。

税務調査の心得(こころえ)

税務調査があるというと、悪いことはしていなくとも緊張するものです。
税務調査において適度な緊張感は必要ですが、あまりに神経質になる必要はありません。

そこで皆さんのお役に立てればと、「税務調査の心得3ケ条」をまとめてみました。

第1条 普段通りで
・税務調査員は敵ではない(と思って)ので、他の業者さんなどと同様通常の礼儀は尽くす
・税務調査がこちらの業務の妨げになってはいけないので、過度にこびる必要はない
・税務調査とはいえ、最終的には人間対人間という交渉事でもあるので、心象も大事にする

第2条 聞かれたことのみ答える
・特に最初の会話などでは、相手は何か調査の糸口がないかと考えている
・過去のことなどは、聞かれたことだけ答えればいい
・税務調査員は税務的な見地(資産性があるか等)で眺めているため、皆さんと視点が違うということを知っておく

第3条 わからないことはわからないと言う
・あいまいな点をあいまいに答えるのは後でもめるので、そういったときはわかりませんと素直に答える
・時間をかけてわかる場合は、後から調べて答える
⇒わからないこと・不明点は税理士に任せる!

事前にできる対策

とはいえ、税務署が来るとなると、どうしていいのか?という方もおられるでしょうから、以下5点、税務調査があるとわかった後にしておくべき対策を書いておきます。

1、過去3年分の書類整備
⇒通常過去3年分の元帳や請求書、領収書、賃金台帳などを確認されます

2、各種書類における付箋やメモ書きのチェック
⇒不要なものは外しておく

3、契約書や議事録の整備
⇒特に契約書には印紙のご確認を

4、身の回りの整理
⇒役員や経理担当者などの机や棚の中などは見られる可能性があります

5、税理士との打ち合わせ
⇒気になる取引などがあれば事前に税理士と相談しておいて下さい

今日の話が少しでも経営者の皆様のお役に立てれば幸いです。

メール通信№52


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