「経営者は教育者」　税理士のひとりごと
-　株式会社研修出版刊　月刊経理ウーマン2006.12月号　　-

「大きくなったら世の中のためになる大人になりなさい」
これはクライアント先で塾経営をされている経営者の方が、塾の生徒さん及びその保護者である親御さんに向けて出されているメッセージです。
皆さん自分のお子さんにいつもどんなことを言われているでしょうか。例えば、「自分のための勉強なんだから」とか、「将来自分が得するのよ」というように、自分が自分がと言い過ぎていませんか。親の気持ちとして、子どものためにそういった言い方でもして、何とか良い成績を残して良い学校、良い就職先と考えてしまうのもわかります。しかし自分のことしか考えない大人になってほしいとは誰も考えていないでしょう。出来れば、世の中の役に立つ、人の役に立つ人間になってほしいと、親御さんなら心の底でそう思っているのではないでしょうか。そして何より人の役に立ったときのその喜びを一番知っているのは、我々大人ですよね。ぜひ皆さんもお子さんに、「自分のため」以外にも、「世の中のため」や「他人のため」に生きることの重要性を伝えてほしいと思います。
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