女性のためのトクする確定申告

（注）執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

税金・節税関連

2017.02.10

■女社長編

１.起業した！初めての確定申告
→有利な届出書の提出をお忘れなく。
・減価償却資産の償却方法として定率法を選択できます。
・3月15日までに青色申告承認申請書を提出すれば、29年から青色事業者としての色々な特典を受けることができます。

２.塩漬け上場株式を売って損切りした
→売却損は、確定申告することにより損益通算及び３年繰越可。

３.マイホームを売って損が出た、まだローンが残っているのに・・・
→一定の要件を満たせば、事業所得や給与所得等からマイホームの売却損を差し引くことができます。
・オーバーローン分（住宅ローン残高－譲渡対価）が限度です。

４.ふるさと納税をしてみた
→寄付金のうち2,000円を超える部分が所得税、住民税から控除されます（控除額の上限あり）。
・寄付先が５団体以内の場合、確定申告しないで控除を受けることができます（ただし、確定申告義務のない人のみ）。

■共働き・ワーママ編

１.ローンを組んでマイホームを取得した
→一定の要件を満たせば、最高５０万円の住宅ローン控除を受けることが可能。
・夫婦共有名義でそれぞれローンを組んだ場合には、２人とも控除を受けることができます。

２.妊活、子供が生まれた！多額の医療費を支払った！
→不妊治療費、出産費用等は医療費控除の対象となります。
・夫と妻のうち、所得の多いほうの確定申告で控除を受けたほうが得。

３.確定申告で子供をどちらの扶養に入れたらトクか、夫婦で話し合いをした

■専業主婦編

１.結婚生活も早20年、夫から住宅のプレゼント
婚姻期間20年以上の夫婦間で居住用不動産等を贈与した場合、2,000万円非課税。
・同じ配偶者からは一生に一度だけ、不動産取得税などのコストに注意。

２.親から相続した空き家の実家を手放すことにした
→一定の要件を満たした場合、居住用財産の譲渡所得の3,000万円控除適用可。
・相続税が取得費に加算される特例との同時適用はできません。