税務調査 ~実地調査が再開!~

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


■最近の調査の動向

〇アフターコロナに向けた税務調査
コロナ禍で、令和2年事務年度(2年7月~3年6月)の実地調査件数は、前年度の約3割程度に減少(法人税及び消費税)。

1.昨年新人調査官が経験を積めなかったため、年商5千万円以下の小さな会社にも、ベテランと若手の2名体制で調査官が来る事例が見受けられます。

2.書面や電話などによる申告内容の見直し要請の件数は、前年度より約5割程度増加。

〇重点調査対象
1.消費税の還付申告書についての厳しい対応
還付申告の原因を確認するため国税局が必要と認めた場合は、電話による書類の確認(輸出許可証、請求書等)や、実地調査が求められるようになりました。この調査が終わるまでは、還付金は振り込まれません!
確認書類が速やかに提出できない場合は調査も終わらず、長期に渡って還付金が振り込まれないことに。証拠書類の整備、保管は重要です!

2.輸出入取引や海外投資を行う法人、非居住者や外国法人に支払いがある法人

3.海外取引を行っている個人や、海外資産を保有している個人

4.シェアリングビジネス等新分野の経済活動(注)に係る取引を行っている個人
(注)シェアリングビジネス・サービス、暗号資産取引、アフィリエイト、ネット通販等

5.無申告法人、無申告者

■調査の連絡が来たら・・事前準備が大事!

〇帳簿書類の確認等
・調査対象期間(直近3期分)の帳簿書類のチェック(不要なメモ、付箋を除く)
・印紙の貼り忘れのチェック ・契約書類、議事録の整備 ・前回調査の指摘事項の確認

〇税理士との打ち合わせ
・不安要素がある場合は、予め税理士に相談しておいてください。
・税理士側から指摘される可能性が高い項目を挙げてもらい、当日の受け答えのシミュレーションをしてもらいましょう。

〇調査実施場所の用意
・社長の自宅はNG!なるべく通常業務が行われていない別室の会議室などがベター
→整理整頓、私物は置かない(調査のきっかけとなる情報は与えない)

■税務調査の心構えと目標

〇心構え3ケ条
 1.「普段通りで」2.「聞かれたことだけ答える」3.「わからないことはわからないと言う」

〇2大目標
 1.「限りなく追加税額を減らすこと」 2.「真面目な納税者と印象付けること」

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税務調査 ~実地調査が再開!~

FAX通信№190


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