税務調査対応で本当に大事な事

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


税務調査のご相談

税務調査のセミナーや税務調査の小冊子を出させて頂いていることもあり、顧問先はもちろんのこと顧問先外からも、税務調査のご相談をお受けすることがあります。

税務調査セミナー
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税務調査小冊子
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税務調査がいつ来るかで対応を変える

税務調査の連絡がある時期によって、実はその税務調査に対する税務署側の熱意がわかるってご存知でしょうか。

具体的には、確定申告明けの3月~5月に連絡がある税務調査は、納税者にとっては「超ラッキー」です。というのも、「税務署員の勤務評定(通称、キンピョー)は3月31日迄であること」や「人事異動が7月初旬に行われること」から、ケースによっては、「そもそもやる気があまり感じられない」や「とにかく期限までに終えることに執着されるため交渉が易しい」という傾向があるからです。
この傾向は、結構実務では顕著に表れることが多いです。

次に「ラッキー」な税務調査の連絡時期は、1月~2月です。
税務調査は、納税者・税務署・税理士の3者の都合が重要です。税務署や税理士にとっては、この時期は年末調整や確定申告でバタバタとすることが多いです。そのため、こちらもまた交渉がし易いといえるでしょう。

最後に、7月~12月の税務調査の連絡ですが、これは最も一般的なケースとなり、12月になると交渉しやすいという例外はありますが、基本的にはそれまではがっつり調査されることが多いでしょう。

税務調査対応で本当に大事な事

上記については、それなりに知っておいてもらうと上手に税務署と交渉する上でのプラスにはなると思いますが、はっきり言うと、小手先のテクニックに過ぎません。

税務調査対応で本質的に大事な事は、「会社経営を続けていく限り税務調査とは一生のお付き合いが必要」で「税務調査官とは一期一会(同じ調査官が2度来ることはない、申し送り書の存在)」であるということです。
つまり、例え今回の税務調査で税金が低く抑えられたとしても、今回の調査官が税務署内での「申し送り書」に、「脱税者」みたいなことを書くと、次回の税務調査で御社が大変なことになるということです。

逆にいうと、今回の税務調査で多少納得がいかないことがあっても、その調査官が御社の事を「真面目な納税者」と認識してもらうことが出来たなら、次回の調査官の人数が3人から2人に、税務調査日程が3日から2日に、税務調査のアポが3年に1回から5年に1回に、となるかもしれません。

ということで、税務調査対応で本当に大事な事は、次の調査を見据えて、「真面目な納税者であるという認識を税務調査官に持ってもらうこと」です。意外に思われるかもしれませんが、今回の調査で納税額を限りなく少なくすることと同時に、上記も合わせて実行されることをお勧めします。
実際このような対応で15年間やってきましたが、下記のような声を頂いています。

・調査間隔がだいぶ伸びて(3年→5年→それ以上)、楽になったよ
・以前に比べて、調査官の態度が温和になった
・以前に比べて、調査官の人数が減り、調査期間も短くなった

この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。

メール通信№618


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