路線価発表!(便利なサイト紹介あり)

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

相続・贈与

2009.07.13


7/1国税庁より平成21年分の路線価発表

毎年恒例となっていますが、今年も7/1に国税庁より「平成21年分路線価」が発表されました

全国の標準宅地の平均路線価は、1平方メートル当たり137,000円(約452,000円/坪)で、前年に比べて5.5%下落でした。

三大都市圏すべてで下落していて、
・東京圏6.5%
・名古屋圏6.3%
・大阪圏3.4%
の下落でした。

ちなみに、地方圏でも3.8%の下落でした。

下落率が大きかった上位をご紹介すると、
1位 福岡県8.6%
2位 東京都7.4%
3位 岩手県7.3%
4位 宮城県6.8%
5位 青森県6.3%
5位 愛知県6.3%
でした。

ただし、路線価の評価時点は2009年1月1日ですので、現在ではほぼすべての地域で更に下落していると思われます。

国税庁のHPで無料で見れます

ご存知の方もおられるでしょうが、実はこの路線価、インターネット上に過去3年分アップされています。

【財産評価基準書 路線価図・評価倍率表】
http://www.rosenka.nta.go.jp

ご自身がお持ちの収益物件や自宅の場所を、上記サイトで確認してみてください。

都道府県を選択して住所を順にクリックしていくと、最終的に地図がでてきますので、そこで物件の場所を特定して、その物件に隣接する道路についている値段(路線価)を確認してください。

千円単位で、1平方メートル当たりの価格となっていますので、例えば、200平方メートルの土地で、路線価が「220」と書かれているケースでは、220千円×200平方メートル=44,000,000円がその土地の値段となります。

ただし、この値段は、相続税や贈与税を計算するときの値段ですから、実際売買が行われるいわゆる時価ではありません。

よくいわれるのは、「時価の8掛けが路線価」ですが、場所によっては時価=路線価というところもありますし、そもそもいくら値下げしても売れないという土地もあります。

実はこっちのほうが便利です!

多分、皆さんが見たいのは、過去3年の動きとか、路線価だけではなく実際の売買の値段(公示地価)ではないでしょうか。

上記サイトでも、過去3年の動きは見れますが、それぞれが別のページですので、正直見づらいです。
見ようとすると、該当する場所を印刷して、紙ベースで比較するしかないでしょう。

しかし、以下のサイトであると、ボタン1つで過去3年の動きや公示地価が見れますので、便利です(平成21年分路線価、平成21年7月1日公示地価は現時点では未対応)。

【全国地価マップ】
http://www.chikamap.jp/

右下の次へを押して頂いて、職業を選択の上、同意するを押します。
すると地図が出てきますので、順にクリックしていって、該当する場所を特定してください。

最終的には地図が出てきます。

そしてその画面の上部に、「固定資産税路線価等」、「相続税路線価等」、「地価公示・地価調査」とありますので、それぞれクリックすると簡単に画面が切り替わります。

また、左上に年度を選択する部分がありますので、これもまた簡単に年度切り替えができます。

ちなみに、「地価公示・地価調査」では、黒四角や赤三角になっている部分をダブルクリックすると、詳細情報が左に出てくるようになっています。

興味ある方は、全国地価マップのサイトをご利用くださいませ。

このお話が少しでも経営者の皆様のお役に立つことができれば幸いです。

メール通信№139


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