政治と経済は両輪
(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。
もくじ
政治と経済は両輪
「政治と経済は両輪」とは、政治が変わると「経済」もそれにつれて変化するという意味です。
車の両輪のように、片方が動くともう片方も同様に動くというイメージです。
「経済を良くする」ことを政治の第一目標とする政治家が多くなった昨今、その傾向が先進国を中心に顕著です。
先月、自民党が316議席を獲得して、大勝しました。
(選挙制度の違いもあるかもしれませんが、自民党が300議席以上獲得したのはこの時と中曽根内閣の時のみです)
では、両輪のもう片方である「日本経済」はどうなるのか?
過去の自民党大勝を思い返すと・・・
約10年前の安倍政権の時も、300議席までとはいきませんでしたが、大勝しました。
この時は、「消費税の2回増税」が決定されました。
また、自民党長年の案件である「安保法制」も決まりました。
更には、今につながる「中小企業向けの各種補助金」も決定実行されました。
では約20年前の小泉政権の時は、どうだったのでしょうか。
この時は、「郵政民営化」が決定されました。
あわせて、ずるずると続いていた「定率減税」が廃止決定されました。
更には、従来の公共事業中心から、「不良債権処理の加速」と「中小企業向け信用保証制度の充実」等も決定実行されました。
さらに約40年前の中曽根内閣の時は、どうだったのでしょうか。
この時は、「国鉄や日本電電公社の分割民営化」が決定されました。
また、廃案となりましたが後の消費税の原型である「売上税」導入が試みられました。
更には、「円高対策としての中小企業向け金融支援」等も決定実行されました。
大勝すると、決断実行される
当たり前のことですが、大勝すると、時の首相や内閣が必要だ大事だと考えることが、どんどん決断実行されていきます。
どんどんです。
中小企業の経営を考える意味でも、今年は政治を注視しておくことが大切ですね。
傲慢になると揺り戻しも
しかし一方で、小泉劇場のわずか数年後の2009年には、これまた300議席以上を獲得して、民主党政権となったことも忘れてはいけません。
また、中曽根内閣退陣の数年後には、リクルート事件や消費税導入で国民の不満が爆発し、参院選で自民党は歴史的大敗を喫しました。
傲慢になるとその揺り戻しがおこり、そのスイングは時にとても大きなものとなることがあります。
本物の人間の最初の条件である「不完全性の自覚から滲み出る謙虚さ」が、時の政治家にも、当たり前のことですが大切です。
政治が圧勝した時は、「どんどん決断実行されていく」ということと、その後に「大きな揺り戻しになることもある」ということかと思います。
この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。
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