知らないうちにブラックリスト

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。


借入時に銀行は信用情報を確認します

銀行に融資の申し込みをすると、ほぼすべての銀行がCIC等の信用情報機関に照会をかけます。
過去に、借入返済やクレジットカードの支払いで一定期間延滞を起こした場合などには、信用情報機関に異動情報として掲載されます。

これが、いわゆるブラックリストといわれるものです。

お金を銀行から借りて、その支払に一定期間の遅延が生じた場合は、その会社や社長自身、通常、認識できているはずですから、今回の主題ではありません。

問題は、本人がその過失を認識せずに、(勝手に)ブラックリストに掲載されてしまっているケースです。
つまり、例えば、いざお金を日本政策金融公庫で借りようとしても、なぜか審査が通らない、という状況になるケースです。

携帯代滞納でブラックリストに

2月14日の日経新聞夕刊のトップ記事にもなっていましたが、「携帯代を滞納して知らぬ間にブラックリストに掲載されてしまっているケース」が全国で多発しているようです。

最近流行のスマホは、携帯本体代を割賦契約することが多く、毎月の通信料の支払いにその割賦代も含まれています。
つまり、毎月の支払いを滞るということは、単に通信代の延滞というだけではなく、割賦代の延滞にもなってしまうのです。

通常、それが3ケ月続くと、いわゆるブラックリストに掲載となります。(厳密には、3ケ月未満でも延滞月に「A」という延滞マークが5年間残るようです。)

こういったケースでブラックリストに掲載されてしまったケースというのは、この3年間で3倍に膨らみ、登録数は昨年末で約275万件となっています。

いざ、「お金を借りる」、「カードを作る」、という時に不憫がないように、特に携帯代を現金払いしている方は、期限に遅れないようにご注意ください。

Ps.さすがにこれではいけないということで、総務省や日本クレジット協会等は対策に乗り出しているようです。例えば、カード審査で、携帯代の不払いだけで審査を落とさない等です。

この話が経営者・資産家の皆様のお役に立つことができれば幸いです。

メール通信№381


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