節税対策集24 2004.7.5
税務調査ってどうよ?パートU
〜税務調査を経営に活かす発想〜
税務調査ってどうよ?パートTより続き
税務調査って聞いてみなさん、どんなイメージをもたれますか。
あまり良いイメージではないでしょうが、税務調査もある意味、自分たちが払った税金で執行されていると思うと…。
税務調査を経営に生かす、そんな視点が必要ではないかと思います。
▼そして、雑談がはじまる・・・
そして、雑談がはじまります。いきなり帳簿を見るというよりは、最初はかるそうに見える雑談ですね。
▼ しかーし、この雑談が重要なのです。
今までの調査経験からしても、この雑談が最後まで尾を引いた、ということがよくありました。
雑談内容としては、社長の趣味の話や家族の話などですが、思わず余計なことをぽろっと言うことがしばしば。
▼午後から本格的な帳簿調査です
午後から本格的に、帳簿や給与台帳などをみて本格的な調査に入ります。
このときには、社長は普段の仕事に戻っていただいてかまいません。
そしてここからは、税理士と経理担当者の出番です。
結構、ハードワークになることもあります。
調査官が次から次へと、この請求書を出せ、この年の給与台帳を見せてくれ、コピーをください、・・・などなどと続く場合があります。
だいたい、午後4時ぐらいまでこのやり取りが続きます。そして4時過ぎには、調査官は税務署に戻る場合が多いです。
そこで、上司である統括官に調査内容を説明し、明日以後の調査指示を受けます。
調査官があやしいなぁと感じる場合は、このあとに反面調査(取引相手のところに行って調べること)に行くこともあります。
▼調査の終了ベルはいつ鳴る?
調査最終日で、結論がでることは少ないです。
通常は、順調にいって、調査最終日から1〜2週間後です。
調査官のほうから、今回の調査のまとめで話し合いたいので、税務署に来て欲しいとの連絡があります。
そこで、税務署に社長と税理士が出向いて、担当統括官などと話し合います。
税務署の指摘事項について、社長及び税理士が納得すれば、それについて修正申告をします。
もし、納得できなければ、税務署が「更正決定」をして来ますが、こちらとしては、税務署に「異議申立て」ができます。
当然、何も修正する点がなければ、修正申告及び追加納税なし、で終わります。今は税務署にお土産が必要、などはなくなっています。
2回にわたり、税務調査の流れを説明しましたが、大体理解していただきましたか。
より具体的な内容やポイントは、またの機会に触れたいと思います。
▼そして、経営に生かす
中小企業の場合、外部監査や内部監査は行われていないでしょう。
そのため、従業員の不正や同族会社にありがちな公私混同がおこなわれていないでしょうか。
それを税務調査の機会にチェックしてもらうのだ、と考えれば税務調査も案外、前向きにとらえられるのではないでしょうか。
▼ 税務調査は税理士にとっては腕のみせどころです。
コミュニケーションを密にとって、納税者の立場を代弁してくれているのか、税理士を見極める(より親密になる)機会ととらえることもできるでしょう。
また、社長が日ごろあまり見ることの無い帳簿もいい機会ですので、じっくりみてみるのもいいでしょう。
経理担当者の仕事ぶりをじっくりみてみてはいかがでしょうか。
案外いろんな資料を工夫して保存していたりしますよ。
いずれにしても、「税務調査をも経営に生かす」姿勢が経営者には必要ではないでしょうか。
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